こんにちは!サプリメント管理士のトオルです。
居酒屋に行ったとき、ちょっとセクシーな格好をしたおねーさんが店内に入ってきて、ウコンを勧められたこと、ありませんか? 少なくとも僕は都区内の駅前の居酒屋で何回も経験があります。そうでなくても、飲み会前にはウコンだということで、ドラッグストアや薬局で瓶入りや粉末を買って、グイッとやった経験、あるのでは?
本記事では、以下のことをまとめていきます。
- ウコンは二日酔いに効くのか!?
- ウコンによる悪影響•••
結論、ウコンが肝臓にいいは幻想です。
ウコンって何なの?
ウコンはショウガ科の植物で、約5,000年前の古代インドの医学書である「アーユルヴェーダ」でも記載があり、アジア一帯で生薬として重宝されていました。
ウコンと言っても種類があり、50種を超える品種が存在すると言われています。英語ではターメリックと言い、インドではスパイスとして、中国では漢方の上薬として知られています。
ウコンは日本では一般にアキウコンのことを指し、カレーなどの香辛料にも用いられています。
なぜ、ウコンが二日酔いに効くと言われているのか
ウコンが二日酔いに効くと言われているのは、アキウコンの根茎に含まれるポルフェノールの一種であるクルクミンという成分です。先述のアキウコンにはハルウコンの10倍のクルクミンが含まれるなど、含有量が多いです。このクルクミンは抗酸化や抗炎症という働きがあるほか、肝機能サポートという働きがあります。
具体的には、アルコールの分解そのものではなく、肝臓の働きを助けることにより、アルコールの代謝毒物であるアセトアルデヒドの分解を早めるというものです。
ウコンが原因の健康被害
だったら、このクルクミンが豊富に入ったウコンを大量摂取すればいいじゃないかと思いがちですが、そこに落とし穴があります。ウコン粉末そのものを「長期間大量に摂取」してしまうと、ヒトによってはウコンに含まれる鉄分や、その他の成分により、逆に肝臓の負担が増えることがあります。
専門家のコメント
- C型慢性肝炎の患者は鉄過剰を起こしやすいことから鉄制限食療法が実施されますが、アキウコンの製品には鉄を多量に含有するものがあり、注意が必要であるという報告があります。
- C型慢性肝炎やB型慢性肝炎、2型糖尿病などの原疾患のある成人11名(男性8名、女性3名、平均年齢54歳)において、ウコンとの関連が疑われる肝障害が報告されています。ウコンの摂取期間は3日~5年、11名のうち追跡可能であった10名は摂取中止により回復、回復または軽快までに要した期間は1日~37週であったという報告があります。
- 歴史的に使用経験の長いアキウコンとは別に、ハルウコンなど他のショウガ科の植物をサプリメントとして摂取することにより、健康被害や相互作用が増加している可能性もあります。
- ウコンは血液凝固を抑制することがありますから、血液凝固抑制薬(アスピリン、ワルファリン、ヘパリン、ジクロフェナク、イブプロフェンなど)を服用しているときにウコンを摂取すると、紫斑や出血が生じる可能性が高くなると考えられます。
https://www.med.or.jp/people/knkshoku/ukon.html
日本肝臓学会の発表でも、これまでにウコンが原因で肝機能障害を起こした人は何百人もいて、薬剤性の肝障害としては最多だそう。なので、ウコン万能説は信じない方がいいと思います。
まとめ
先述の通り、二日酔いの原因はアセトアルデヒドという物質で、肝臓でアルコールが分解されるときにでき、急増すると頭痛や嘔吐の症状となります。このアセトアルデヒドの分解を早めるのが「ビタミンC」とビタミンB群の「ナイアシン」です。タウリンやオルニチンも肝臓の働きを促す働きがあることも知られていますが、あとは摂取の仕方と、どういう製品を使うかかと思います。



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